技術職のストレス解消―開発設計者が溜めずに解消する方法があります

みなさんは、開発設計の仕事でストレスを感じることが多いですか?
たぶん、毎日ストレスを感じておられると思います。

できるかどうかわからない、誰も取り組んだことのない未知の世界を創り出すのが、開発設計の技術職の仕事ですから、ストレスを感じるのは言うまでもないことです。

世の中の仕事の種類の中で、技術職それも開発設計職は最もストレスが多い職種と統計が出ています。
私も長い期間、開発設計の仕事を続けてきました。ストレスが多い職種であることは十分経験して承知しております。それでも、それなりに思いを切り替えてこれまで続けて来ることができています。

それで、どうやってストレスに対処してきたか、少しばかりのコツを お伝えしたいと思っています。

経験では特効薬と言えるものはないですが、私がストレス解消や蓄積しないために試して実践してきたことや考え方(思考)が、 技術職のみなさんのストレス軽減に少しでも役に立てばと思います。

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ストレスとは何か?

そもそも、ストレスとは何でしょうか?

たぶん、それはネガティブ感情が蓄積してこじれてしまったものではないか?と私は考えています。

最初は「嫌だなー」「困ったなー」「どうしよう」「わかんないよ」「なんでオレなんだ?」…というネガティブ感情だけだったものが、技術職の仕事特有の「事象発生の連続と連鎖」が起きてしまい、感情の処理ができないまま時間だけが経過してしまって、「しんどい」「だるい」「疲れが抜けない」「何をするにも億劫」…と身体が訴えるようになっている状況のことを指していると思います。

毎日の生活の中で、仕事をする時間の割合が一番長いはずですから、ネガティブ感情を引き起こす事象や存在が仕事の中にある場合は、毎日のようにネガティブな感情が引き起こされて蓄積していきます。

そしてその蓄積が、強いストレスとなって現れてくると思います。

POINT

ストレスとは..
   ネガティブ感情が蓄積し、処理できなかったもの。

 

ストレスの原因は何か?

上記に書いた「ネガティブ感情」を引き起こしたものが原因であることが多いですが、技術職を続けていると、「もしかしたら、あの時の判断が..」とか「自分のせいで..」なんていう過去のことが思い出されて、今から行うべきことに消極的になってしまうこともあります。過去の「良くなかった」という記憶の蓄積が、ネガティブ感情を誘因するのです。このように、 技術職として過去に同じような事象を体験したことが起因になっていて、今ネガティブ感情を抱いたことが直接の原因ではない場合もあるようです。

ほかに、技術職でチームを組んでプロジェクトを進めていると、同じ経験をしてきたのにネガティブ感情を持つ人と持たない人がいます。とすると、ストレスの原因は、人それぞれの感じかたの差にあると言えるかもしれません。

感じかたに個人差があるとはいえ、自分が「嫌だ」と思うものや「苦手だな」と思うもの全てが、知らないうちにストレスの原因になっていることには 違いないと思います。

POINT

ストレスの原因は..
   起きている事象に対する「感じかた」がストレスの最大原因と思われる。

 

ストレスは ない方がいいか?

みなさんは、ストレスがない方がいいと思いますか?

ストレスがないほうがいいという意見が大多数と思います。

なぜストレスがないほうが良いと思うのでしょうか?
それは、人は、自由でありたいと思っていることと、制限を感じたくないと思っているからです。

では、自由で制限なしだと、どうなるでしょうか?
たぶん、好きなことをするようになるので、好きなことは達成できて、嫌だと思っていることは何も達成されないと思います。

ここで、ストレスが「役割」として登場です。
期日指定されたり、嫌でもやるように というものです。これがあれば、何か成果や達成が期待できます。

ということからすると、ある時期が来たら終わるような、軽い感じのストレスはあったほうがいいということになります。

例えば、開発設計の納期とか制限条件などです。納期があるから必死で頑張ることができたり、制限回避するために今までになかった高度な技術を開発できたりします。

もし軽い感じのストレスがなかったら、達成がかなり先になったり、新しい発明や技術が生まれなかったかもしれません。

POINT

ストレスは..
   ある時期が来たら終わる期限付きのものであれば、あったほうが良い。

 

どんなストレスが良くないのか?

問題になるストレスがあります。それは、重度のストレスです。

「重度」という漢字からすると「重さ」を感じますが、どちらかと言うと「重なり」のほうではないかと思います。重なるように繰り返しストレスの原因にさらされて、際限なく終わりが見えないと思える..というものです。

このとき、「しんどい」「だるい」「疲れが抜けない」「何をするにも億劫」…と身体が訴えて、生活に支障が出る状況になってきます。人によっては健康診断で異常が発見されたりします。
生活に支障が出てしまうストレスは良くないです。

私も20代のときに、3か月連続毎月残業100時間超えの仕事をして、身体に異常が起きました。(その頃は、24時間働けますか?というCMが流行っていたころです。) 開発の内容が新しかったこともあり、不安な部分が多くて検討を繰り返す毎日で、家へ帰ると「完成しないかも..」という不安、会社で設計をしていて「これでいいのか?」という心配..とストレスが高い状態が重なったことが原因でした。健康診断の尿検査で異常が発見され、即入院になってしまいました。 技術職は心配や不安とうまく付き合う必要があることを痛感させられた体験でした。

転職を考え始める理由の第一位は「職場の人間関係」とのことです。
これも、会社に毎日行くことで繰り返される、嫌な事柄の「重なり」によるストレスが引き起こされたことに起因します。

立場が上になっただけで、あるいは、入社年や年齢が高いだけで、態度や口調が威圧的になる人がいます。(周囲の人の存在や協力があったから、その人が今高い立場に就けたのに、そのことを分かっていない謙遜でない人が非常に というか ほとんどです)こういう人と毎日同じ部署で働いていると、その人の存在そのものがストレスになってきます。職場でこのような状況がある場合、心を病む人が出てきます。(長い会社生活で、これが原因で心を病む人を何人も見てきました。) 技術職が抱える不安や心配の上に職場の良くない状況が重なるのですから、心を病むのは仕方のないことです。

 

POINT

良くないストレスとは..
  毎日繰り返し・度重なるストレスは、精神的にも肉体的にもダメージを与える。

 

どうすればストレスに対処できるか?

どうすればストレスに対処できるでしょうか?

それは、「ストレスの原因を取り除く」ことです。それしか対処方法はありません。対象が今開発設計中のモノであっても所属部署のヒトであってもです。

対象(ストレッサー)がモノであれば、あなたは 技術職の開発設計者なので、いかようにも変更や修正をしてモノに起因するストレスを取り除くことができるポジションにいます。ですから、即、改善を実行しましょう。

もし、開発設計中に「どうしよう…」と悩んでいて、それがストレスの原因になっているのであれば、このサイトで取り上げている課題管理表FTAを実践してください。これを行なうと、頭の中にある 技術の悩み事や考えを書き出すことになりますから、頭の中がスッキリします。つまり、頭の中から悩みの原因を取り除くのです。これを実践すると、知らない間にストレスが消えていく効果があります。(脳科学や心理学的に、頭の中にあるものを書き出すと、ストレスが減るというデータがあるようです。)

私も実践して課題管理表とFTAの凄さに驚きました。 技術職ですから、書き出すと技術的な内容ばかりなのですが、「できるかな~」「うまくいくかな~」のような不安や心配の原因が文字として見えるようになり、そのあと対策法が頭に浮かんできたりして、心配・不安が解決されていくんですよ。同時にやる気も出てきます。ですので是非是非「 課題管理表」と「FTA 」実践してください。「仕事のストレスは仕事で解決」できるようになりますよ。

(余談:ストレス解消に ほかのことをしたらいいと言う方々がおられますが、結局、ストレスの源に対して対処していないので無意味と思います。ストレスの根源に向き合って根源を潰さないと、ストレスはいつまでも解消しないです。)

対象(ストレッサー)がヒトであれば、強靭な精神力の持ち主でない限り耐えるのは無理です。
会社の上司に相談して影響力を弱めてもらったり、異動させてもらうなどの手がありますが、その効果が出るまで・異動実行までに時間がかかることが多いです。

じゃあどうしたら良いでしょうか?まずは上司や会社や労働組合などに相談しておくことを先に済ませておいて、次にストレッサーと距離を置く、場に居合わせる時間を極力短くするために、時間差を自分で設けたり席を離れるなどして、自分がストレスから解放されるよう努力しましょう。
ストレッサーが嫌がっている上司がおられるのであれば、その上司が事務所におられるときに自分も事務所に居るというような工夫ができると思います。(私はその手を使っていたことがあります。)

相談したにも関わらず、会社側が実行しないもしくは相談の効果がなく耐えられないのであれば、転職したほうがいいです。周囲の人や今している開発設計の内容などは気にする必要はありません。あなたの代わりはいつしか補填されるので心配は不要です。それは、会社が「組織」だからです。(補い合いながらコトを進めるのが会社。)

仕事は自分が生きていくための活動であり、人は仕事のために生きるのではないことを心に銘記しましょう。自分のことは自分で守りましょう。

私が過去にお世話になった転職エージェントを以下に記載しますので、ご活用ください。

転職しにくい状況を醸成される場合には、退職代行サービスを使うのも手です。こちらのページにおすすめの退職代行サービスの会社を記載してます。

私が大きな会社に勤めているとき、離れた場所から状況を観察している人が総務・人事に内緒で通報してくれたり、管理職がこっそりそば耳を立てて状況を聞いていたりして、ストレッサー自身が1年もしない間に異動になるということを何度も経験しました。それで、ストレスを抱えやすい人は、大きな企業に転職するほうが良いと私は考えています。(大企業は相互監視による抑制力が働くので、仕事がしやすいですよ。)

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POINT

ストレスに対処するには..

  ストレスの原因を取り除くこと。

  そのために、あらゆる手段を尽くしましょう。

   ・開発設計の内容がストレスの原因であれば、課題管理表の活用が効果的。
 
   ・人間関係が原因であれば、相談・異動・退職・転職 の
                      アクションが必要なことが多い。
 

 

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